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2019年05月22日

スミツキアカタチ

スミツキアカタチ
学名:Cepola schlegeli Bleeker

脊椎動物門 条鰭綱 スズキ目 アカタチ科


スミツキアカタチ

アカタチの仲間は日本では8種、世界でも20種ほどと言われています。
そして多くが砂泥底(底が泥っぽいところ)に生息しています。

伊豆には恐らく30近いダイビングポイントがありますが、それでもアカタチ科の魚を見れるところは、ほんの数ポイントかと思います。
ということで、なかなか会えないアカタチ君たちです。

今まで、イッテンアカタチは伊豆で見たことがあるのですが、スミツキアカタチは、初めて三保で見ることができました。
生息域は水深100m前後の砂泥底域と言われていますが、もちろんそこまで深い水深ではありませんでした。でも浅いという訳でもない。
そして、海の水と同化しているので、すっごーーーーーくよーーーーく目を凝らしてみないと、気づきません。
お客様のほとんどが、「そこにいるよ」と指さされても、認識できるまでに時間がかかってます。
ましてや、泥のエリアなので透明度が良い事など稀。向こうも周りを気にしてますから、上手に近寄らないと巣穴から出て来てくれません。
本当に見難い(^_^;)
でも、見れると妖艶な泳ぎ方に、一瞬息をのみます。
フラッシュが当たると、体色が赤いことがわかります。
画像提供:YUKO 様
スミツキアカタチ

他のアカタチ類との違いは、細長い銀色の斑紋が顔の下にある所。
(ちなみに、アカタチの肛門は尾の方ではなく、顔の下位にあるので、銀色の斑紋は肛門の上にあるといった方が正解かな。)
その他にも、アクビをしたときに見える、上顎の膜の所にある黒色斑が見られることも特徴だそうです。
スミツキアカタチのアクビ


底に穴を掘り、そこを拠点に生活を送ることが知られている。
タイミングが良ければ、穴掘りしてるところも見れるかも。
頭を上に泳いでることがほとんど。
画像提供:ムーチョ様
スミツキアカタチ 水中写真

個体にもよるんでしょうけど、このスミツキアカタチ君は、めっちゃ愛嬌よく泳いでくれるかわいい子でした。
やはり、魚にも性格ってあるんでしょうかね。

※毎週月曜定休(ツアーは開催しています)
ツアーに行かない日は13:00~スタッフお店にいます。
磐田市や袋井市、掛川市等、静岡県西部地域にお住まいの方は、浜松まで来なくてもご相談頂けます。
お気軽にお問合せ下さい。



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